こんにちは。少しずつ秋めいてきましたね。
今日は看護師が日々実施しているお仕事のうちの、病棟以外でのお仕事について紹介していきますね。
看護師の委員会活動は、病院や医療施設内で働く看護師が、自身の業務に加えてさまざまな分野の改善や向上に貢献するために行うチーム活動です。これは、現場での看護ケアの質を向上させることや、スタッフ全体のスキルアップ、患者の安全性確保などに役立つ重要な役割を果たしています。
委員会活動の目的
- 看護の質向上
委員会は看護の質を高めるため、現場での問題点を洗い出し、改善策を検討します。新しいケアの方法や技術、制度を導入する際の調整や教育を行います。 - スタッフのスキル向上
看護師同士の学び合いや研修を通じて、技術や知識の向上を図ります。新人看護師のサポートや、特定分野における専門的なスキルを磨くことが目的です。 - 患者安全の確保
医療ミスの防止や感染管理など、患者の安全を守るための活動も委員会で重要なテーマです。手順の見直しや新しい安全対策の提案を行います。 - 職場環境の改善
働きやすい職場環境を整えるための取り組みもあります。労働環境の改善やストレス管理、チームワークの向上などが対象です。
主な委員会の種類
- 感染対策委員会
院内感染の防止を目的に、消毒方法や感染リスクの管理を行います。 - 教育委員会
新人や中堅看護師への研修・教育を担当します。スタッフ全体のスキルアップを支援します。 - 医療安全委員会
医療ミスや事故を防ぐための仕組みを改善・提案し、安全な医療提供を目指します。
看護師が自身の業務を科学的に検証し、改善策を見つけるための研究活動を支援します。 - 業務改善委員会
日常の業務フローやケア手順を見直し、効率化や質向上を目指します。
だいたいこのくらいが柱となりますが、さらに細かく、看護必要度委員会、電子カルテ委員会、クリニカルパス委員会、新人教育委員会、などなど枝分かれしていく場合もあると思います。
委員会活動の意義
看護師の委員会活動は、看護ケアや医療提供の質を向上させるだけでなく、看護師同士のコミュニケーションやスキルアップの場にもなります。また、問題解決のために自分たちで考え、行動することで、看護師一人ひとりが医療チーム全体の中で積極的な役割を果たすことができ、病院全体の質向上につながります。
上記のように、看護師は様々な仕事と役割を抱え、日々お仕事をしています。もちろんそれぞれに目標設定をしているので、その到達度がいかなるものか、という点も含めてお仕事になっていきます。
実際のところ、患者さんのケアは良いのだけど、委員会の仕事が大変だったり、業務時間外になることになり負担に感じる看護師も多いですね。筆者としては委員会活動はそれなりに楽しく、病棟の外に出て会議、なんてちょっと息抜きになったりする部分もあり私は好きです^^
それでは、また〜